会員組織「山守人」とは
マウンテンバイクが大好きなたくさんの仲間で構成されるボランティア会員組織です。初心者から上級者まで幅広く日頃からマウンテンバイクを楽しんでいます。マウンテンバイクの走行フィールドもすでに総延長で15kmを超え標高差も1,000m、さらにファミリー向けの大きなマウンテンバイクパークやパンプトラックもあります。
しかし、日本の山々はとても歴史が古く様々な仕組みがあるため、私たちはマウンテンバイクで走る環境をいまだに丁寧に作っています。仲間で力を合わせて、地域行事のお手伝い、防犯パトロール、地域コミュニティの支援、獣害対策、山道の整備、耕作放棄地の開墾からワインづくり、地域のお店等の活用など幅広い活動を展開し、地域社会の皆様にご理解をいただき走行環境を楽しく拡大しています。
入会いただければ、きっとたくさんのよき仲間に出会い、人生を豊かにしてくれることでしょう。
マウンテンバイクで日本を元気にする
Vision Map
私たちはマウンテンバイクをきっかけに人と人のつながりを取り戻し、山林の新たな活用と山間部の地域活性化を実現します。
大切にしている4つのこと
1.山の歴史と文化を伝える
昔、山道は、炊事のための薪、堆肥づくりのための落ち葉や下草を採りに行き、そして林業で伐採した木材や炭焼きした炭をソリと馬で引きずり下ろしたり、交易、通勤通学、湯治、嫁入りなど、人々が行き交い、生活と切っても切れない関係であり、人と山、人と人をつなぎました。
しかし、化石燃料や電気、自動車が普及するとともに、次第に山道は使われなくなり、山道の多くは急速に荒廃し、今は山に眠っています。私たちはそれらを探索し、再生させ、再び人々のつながりを取り戻したいと考えています。
3.自然環境を守る
私たちは自然を愛し、自然を大切にマウンテンバイクを楽しんでいます。私たちの山道整備は、持続可能性を最優先とした工法を取り入れており、会員全員で自分たちの楽しむフィールドを自分たちで維持管理しています。そして、会員ルールを守り、安全に山道を楽しむことで、山や自然を好きになり、自然保護の機運を高めています。子どもの頃から山で遊ぶことで自然保護の大切さを伝えていくことができます。私たちは、自然保護の実現には、まずは自然の素晴らしさを自らが体感することから始まると考えます。
2.地域活性化
日本の山間部には、歴史や文化、伝統、風習があります。それぞれの土地で特色があり、大切に受け継がれています。しかし、昨今の急速な過疎化により、集落機能の維持自体が難しくなってきています。
私たちは、地域行事のお手伝い、山林巡視、獣害対策、耕作放棄地対策、MTB体験の機会創出、防犯パトロール、移住定住促進、自治会への加入、地域経済への貢献、行政と連携した街づくりなど、包括的な地域社会の活性化に取り組んでいます。私たちは、日本の山間部の魅力を残していきたいと考えています。
4.徹底した安全性
私たちは安全を最優先に活動しています。会員制度を導入し会員規則を設け、入会説明会での丁寧なスキル講習、入山届・下山届システム、マウンテンバイク機材に関するアドバイスや対応、国際的な野外救急講習の招致開催、チェーンソー・刈払機講習受講環境、広く深い安全管理システムを構築し、日々気の緩まぬよう徹底的な安全に関する啓蒙活動を行っています。また、フィールドについても、安全を最優先とした設計としており、ファミリーや初心者から上級者でも安全に楽しめるよう環境を築いています。