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Mountain Bike Symposium

2019年2月22日

ついに日本初のマウンテンバイカーによるマウンテンバイクシンポジウムを、私たちの活動エリアである櫛形山山麓の山梨県森林総合研究所にて開催いたしました。 なんと、山梨県甲府盆地の端っこにある会場に81名も出席くださいました。

基本的には今回のシンポジウムはボランティアでの手作りな運営となりました。 山梨県森林総合研究所には、会場をご提供いただき、設営や告知もしていただきました。

今回のシンポジウムでは、 基調講演: (国研)森林総合研究所の平野先生より「森林管理とマウンテンバイクを取り巻く状況」 第1報告: 本会代表の弭間より「南アルプス市にの中山間地域における山林活用と地域貢献活動」 第2報告: 二子山山系自然保護協議会理事の桐山氏より「三浦半島におけるマウンテンバイクとトレイルに関わる活動」 また、ちょうど出席いただいていた箕面マウンテンバイク友の会の中川代表、県央トレイルクラブの竹石代表にもそれぞれの活動内容について紹介していただきました。 そして本シンポジウムのメインである約3時間に及ぶパネルディスカッションを東京農工大学教授の土屋先生の司会進行のもと行いました。

出席者は、行政関係や自転車メーカー、ショップ、メディア、マウンテンバイクボランティア団体、マウンテンバイカー、研究者、登山者、自然保護団体、自転車活動団体、地元自転車乗り、そして地元住民の方々と非常に多彩な構成となり有意義なパネルディスカッションとなりました。 遠方から来られた方々、お忙しい中お越しくださった方々、ありがとうございました。

パネルディスカッションにおいては、 ・「責任ある利用」の理念 ・地域との関係、お付き合い ・組織内の問題、課題→全国的な組織 について話し合われ、パネラーだけでなく事前に記入いただいた質問カード等をもとに会場出席者にも答えていただくなと会場と一体となった議論ができました。 残りのトピックであった、「制度化、政策化の課題」、「当面、何をどうすべきか?」については3時間のパネルディスカッションでもまだ足りず持ち越しとなりました。

しかし、「全国的な組織」については人材不足という大きな課題もありますがそれを解決できるヒントが見えたような気がしています。そこが大きな収穫でした。

ここまで全国のマウンテンバイク団体が常日頃から活動に尽力することで少しずつ流れができてきており、これから必要になっていくのが「制度化、政策化」であり研究者の方々の宿題になっていくと思われます。ただし、まずは現場です。特に我々マウンテンバイカーボランティア団体は日々のコツコツとした地域活動を続けていくことがベース(根幹)であるということも会場で改めて共有できました。

本シンポジウムにご支援ご協力くださった多くの皆さま、本当にありがとうございました。 これがスタートでありますので、これからも日々精進して活動を続けてまいります。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

翌日のフィールド紹介については別途ご報告させていただきます。 ※シンポジウム中にライブ配信したものを本フェイスブックページ上に保存してあります。ぜひご覧ください。

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